2018 Challenge Hike & Fly

2018年大会の様子

チャレンジハイク&フライ2018レポート

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チャレンジハイク&フライってなんだ?

今年で2回目の開催となる「チャレンジハイク&フライ」、今年は昨年より2週遅く、紅葉真っ盛りのHAKUBA VALLEYを会場に開催されました。このイベント、パラグライダーの大会としては大変な盛り上がりとなっています。それは現地にお越し下さった方たちが一番体感したのではないかと思います。日本ではハイク&フライダウンできる環境は多くあるものの、エリアをつないでフライトできる場所はなかなかありません。この種の大会の面白さはフライトでの一発逆転にありますが、ここHAKUBAVALLEYではショートタスクながらそれが可能です。今回もフライトで逆転による多くのドラマがありました。 盛り上がりと言えば、今回も全国から選手の応援にかけつけたスクールが6校(丹波、COO、立山、TAK、浜名湖、MAPS)、そして観戦&フリーフライトに訪れてくれたパイロットの方たちと・・・100名以上の方たちが集まりました。ルートが決まっているので、選手を間近で観戦そして応援がすることができるというのが魅力でもあります。 観戦の魅力で言えば、競技の順位がゴールした順と至ってシンプルということもあります。シリンダー通過の判定はあるものの、基本的には順位は紅白のゴールラインをカットした順となります。 そしてこの大会を盛り上げているもうひとつの要因は、事前の選手たちの「頑張り」です。今回も多くの選手がホームエリアでの調整はもちろんのこと、事前に大会会場を調査、そして機材の準備と・・・一つの大会に賭ける思いは大変なものです。それに応えてくれるかのようにスクール、フライト仲間、大会主催者が色々と協力や準備を手伝ってくれ、様々な相乗効果となっています。一人一人の「思い」の強さこそがこの大会が盛り上がっているもっとも大きな要因です。 そんなたくさんの魅力いっぱいのイベント、果たして今回はどうだったでしょうか。

10月13日(土)

前日の天気予報では土日とも好天が予想されましたが、土曜日になって日曜日の天気予報に雨マークが点灯。主催者の判断で、タスクを入れ替えることになり、朝のブリーフィングで選手に伝えられました。タスクは栂池スキー場、スカイビューテイクオフ、若栗ランディングと2つのエリアを使用したアウト&リターン。 2018photo2018photo2018photo 応援にも力が入っています! 10月13日10時、34名の選手が最初のターンポイント「ハンの木テイクオフ」に向かって走り出しました。トップを行くのはX-Alpsを目指す渡部選手(立山)、小熊選手(COO)、それを下野選手(丹波)、扇澤選手が追う展開。ハンの木テイクオフから若栗ランディングへのフライトまでは順位の入れ替えはほとんどありませんでした。 2018photo2018photo スタートゲートでスタートを待つ選手 2018photo2018photo 若栗ランディング 最初のキーポイントとなったのは若栗からスカイビューテイクオフまでの急登のハイク。一度すでにハイクアップしたあとだけに足に堪えます。特に後半は1歩で超えることができないほどの段差が続きます。選手は機材を背負いながら慎重に足を進めていきました。スカイビューテイクオフまでたどり着けば、あとはうまくいけばフライトだけで残りのターンポイントをクリアできます。急登を登り終えた選手はだれもがあとはフライトだけで・・と思ったはずです。選手は順次テイクオフしていきますが、なかなか高度を獲得できません。そんななか、扇澤選手はテイクオフ上空に雲ができ始めているのを確認してテイクオフ。そのまま一気にトップアウトし、余裕で栂池へリターンそして残りのパイロンをゲットすることに成功、後続に20分以上の差をつけてゴールを決めました。その後、やや低めに岡田選手(富士見)が栂池に戻りますが、その後サーマルを捕らえることができずゲレンデ途中にランディング。それを後方から見ていたコレソフ選手(やまざき)が十分に高度を稼いで見事な飛びでゴール。スカイビューテイクオフからのフライトは多くの選手が苦しみ、再び若栗に吸い込まれるようにランディング。再び栂池に向けて歩くことを余儀なくされました。そんななか、谷口選手(立山)が2000mと十分な高度で栂池リターン、一気に上位に出ることに成功、初日を10位でフィニッシュしました。 2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo そして初日最高に感動的なシーンはレース終了4分前に訪れました。江連選手(KPS)、畔柳選手(立山)がテイクオフに到着したのはレース終了20分前。ここから飛べれば十分にゴールに間に合いますが、テイクオフにすでに日差しはなく、風がまったくありません。一度でもテイクオフを失敗すればタイムオーバーというところでお二人とも見事テイクオフ。みんなが待つゴールに駆け込みました。これぞハイク&フライ!感動的なフィナーレとなりました。 2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo

歓迎パーティー

夜には歓迎パーティーが催され、大いに盛り上がったのは言うまでもありません。お忙しい中ご臨席いただきました小谷村副村長・荻澤 隆様、白馬観光開発(株) 栂池営業本部 総支配人 山岸 信也様、ありがとうございました。 2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo

10月14日(日)

そして2日目、当初の予定では午後から雨。スタート時間が30分繰り上げられました。今日のタスクは栂池スキー場を往復。まずは「900mのハイクアップ→450mのハイクダウン」です。疲労が心配されるところですが、思った以上に選手たちの足取りは軽く、順調に歩いてハンの木テイクオフに戻ります。 2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo そして天候は、予報に反して徐々に好天、トップ選手が飛び立つころにはサーマルが出始めました。そして、ここでドラマが・・。サーマルはあるもののまだまだ間欠的。それでも低く勝負に出た昨日トップの扇澤選手、そして今日トップでテイクオフした渡部選手はゲレンデ途中にランディング。それをみた小熊選手、下野選手は十分に高度を獲得して残りのパイロンを空中でクリアすることに成功。1,2フィニッシュ!サーマルコンディションは徐々に好転し、多くの選手が再びハイクアップすることなくゴールすることができました。しかしながら、安定したサーマルコンディションとはいかず、タイミングが悪くゲレンデ途中に着陸を余儀なくされた選手もいました。それでもみなさん諦めずに駒を進めます。最後にゴールを決めた小名木選手(朝霧)は事前練習では時間内にゴールすることは難しいと思われましたが、不屈の心で見事2日間とも完走されました。 2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo2018photo

表彰式、閉会式

2日間のレースを終え、表彰式。優勝は初日のアドバンテージを守り切った扇澤選手!おめでとうございます。そして女子では見事なハイクとフライトで橋本選手がトップ、総合でも14位につけました。 2018photo
男子優勝扇澤 郁
準優勝コレソフ・アレクサンドル
第3位小熊 健
第4位岡田 直久
第5位印南 学
第6位渡部 祥
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女子優勝橋本 みさ紀
準優勝家崎 明子
第3位岩崎 聖子
第4位横堀 紀子
第5位小名木 伸枝
第6位畔柳 祐子
2018photo 関沢競技委員長あいさつ 2018photo 熱血!後藤実行委員長
ご苦労様でした!素晴らしい大会ありがとうございました。

終わりに・・・

このレース、順位を求めることもそうですが、それ以上に完走することが多くの選手の目標です。スタート前には途方もなく長く感じる距離と高度差、もしうまく飛べなかったら、こんなに歩けるだろうか・・・そんな不安をかかえながら進み続けるからこそゴールした時の思いは格別です。そしてそんな思いを多くの人たちと共有できるのが、このレースの素晴らしさと言えます。 ゴールした選手を見ながら、来年の出場を心に決めた方も多くいらっしゃるようです。このような素晴らしい舞台を用意してくださいました熱血・後藤実行委員長ほか関係各社(者)のみなさまにこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。 2018photo 結果表

このほか大会の様子は下記にてご覧いただけます。

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2018 参加選手