
スタートを切った49名の選手はまずはハンの木テイクオフに向かってゲレンデを直登します。スタートダッシュにつられ、出足にペースを乱された選手も多かったようですが、スタート直後、無理は禁物です。初めにオーバーペースとなってしまった選手はリズムを取り戻すまでにだいぶ時間がかかってしまったようです。レースは、自力に勝る小熊(COO)、ルーキーの杉山(丹那)、コレソフ(ヤマザキ)、印南(チーム印南)が引っ張ります。30分もしないうちに雨は上がり、気温も上昇・・防水装備の選手を苦しめます。先頭集団は脱いでいる時間もなく先を急ぎます。

そんななか、時折日も差し、ガスの向こうに見える紅葉が選手の気持ちを和ませてくれます。自分のペースで、標高ごとに移り変わる景色をみながらハイクするのもこのレースの楽しみの一つです。今回は初参加の方も多く、白馬の雄大な自然を見ながらのレースを楽しみにされていた方も多いようです。

レースは昨年以上のハイペース。2,3年と連続参加されている選手は前回以上のトレーニングをされてきたのがうかがえます。また、途中、道を間違える選手もいましたが、ほかの選手が道を教えてくれたり、スポーツマンシップな光景が多くみられました。ともに苦しんでいるので、対戦相手である以上に仲間意識が芽生えるのがこのハイク&フライレースの素晴らしさでもあります。さらに、途中途中で応援してくださっている皆さんとの交流もこのレースならでは・・。人と人のつながり、やっぱりこのレース最高です。
レースは中盤で、コレソフがついに小熊を抜き去りトップに。そのまま順位は変わることなくフィニッシュ。コレソフのタイムは1時間3分36秒。3番手を走り続けていた杉山はゴンドラ駅通過後にコースミス。その間に岡田(富士見)が抜き、3位でフィニッシュ。1時間20分以内に10名の選手がゴール、首位争いは明日の「飛び」次第となりそうです。
その後も合間なく選手は自然園ゴールへ。最後、ロープウェイの白い駅舎が見えてくると自然と選手も安どの表情に。ゴールでは多くのサポーターの声援と拍手が選手を出迎えてくれます。女子ではルーキーの山本(マップス)が笑顔のトップゴール。ゴールでは「道間違えた~」「最初飛ばしすぎた~」「雨具暑かったねー」といった楽し気な会話が交わされていました。決められた時間内に多くの選手がゴール。帰りのロープウェイに乗るころには再び本降りの雨に。結果的には一番いい時間帯にレースを行うことができました。悪天候のなか、スタッフ、サポーターのみなさまのありがとうございました。















10時・雨こそ止みましたが気温が低い中、選手は一斉にスタート。ランディングポイントのターゲットを通過して、白馬乗鞍スキー場を目指します。コースミスを起こさない様、若栗ランディングポイントまでのファーストレグ要所には、スタッフを配置しました。
選手を見送った後、撮影担当の広瀬さんとスカイビューテイクオフポイントへ向けて出発。栂池から白馬乗鞍スキー場へ向かう路上には点々と列をなして選手が進んでいます。トップ集団は、既に若栗サインボードも通過していました。「トップが到着する前に・・」急ぎ、コルチナスキー場内の道を進みますが、スカイビュー到着直前に業務無線機から「トップの選手が到着しました。」のコール。速い!到着するや、小熊選手以下、トップ3がハイクダウン開始。未だ、山頂は雲の中でした。

その後、本部からは「リフト降り場が見えてきた」との連絡も入り、スカイビュー周辺のガスは晴れるのか?「選手は飛びたいよね、何とかして飛んでほしいね。」スタッフも期待が高まります。
そのジレンマを解決してくれる地元選手がやってきました。山麓のホテルが見えたり隠れたり、飛行可能な状態に移行しつつある中、地元白馬乗鞍・大西選手がフライト準備に掛かります。そして、テイクオフ!トップは既にメインランディングポイントを通過し、ハンの木テイクオフポイントへ向かっている中、栂池を目指して地上をひた走る選手を上空からパス。ハイク&フライレースならではの逆転劇が始まりました。

その後は、フライトを決断する選手が次々と準備に掛かりました。しかし、テイクオフポイントの風は北西よりの難しい風向。例年の如く、スカイビューのテイクオフは一筋縄にはいきません。怪我こそ無かったものの、難儀する選手が多く見受けられました。
フライト後、選手は丸山メインランディングポイントや、チャンピオンゲレンデに着地してハンの木テイクオフポイントへ向けてのハイクアップ、追走開始です。
13時過ぎには雲も疎らとなり、日差しも見え始めました。慌てずタイミングを計る方、コーヒーで寛ぎマイペースの方・・でも、飛び立つ際には素早い決断が必要です。最後に残った小名木選手も離陸場所の選択に悩んでいました。「走れる南斜面か、風が吹き込む北斜面か・・」最終的に北斜面を選択し、テイクオフ!スタッフからは大きな歓声が上がりました!スタッフは片付け、急いで本部へリターンです。



ハンの木テイクオフポイントでも、なかなか雲は上がりませんでした。トップグループの選手達は到着するや、ゴールに向けてハイクダウン。全コースを走り切る展開となりました。
トップは2時間3分1秒で小熊選手(COO)、2位は杉山選手(丹那)、3位はコレソフ選手(ヤマザキ)・・素晴らしいスピードで全コースを走り切ってゴールに駆け込みました。
2日間トータルでは、1位小熊選手、2位コレソフ選手、3位杉山選手、4位岡田選手、5位印南選手、6位扇澤選手・・ルーキー杉山選手はハイク&フライレース実力者の仲間入りを果たしました。
中盤以降、ハンの木でもフライト出来るシチュエーションとなってきました。先行する選手を頭上からまくってゴールに到達。ゴール直前で追い越された選手の口惜しさといったら・・これも、ハイク&フライレース。

2日目はフライトの可能性があった中、順位の中にもその結果が少なからず反映されたレースとなりました。もし、サーマル(上昇気流)の発生があったなら・・
また、2日間を通して1本も飛んでいない選手も多く、登山のタイムアタック的な要素もありました。ペース配分のミスで、体調の良さ故に無理をしてしまった方もいた様です。
完走を果たした選手の皆さん、おめでとうございます!完走を逃した選手もお疲れ様でした。次回大会でもエントリーして頂き、レース完走達成!を期待しています。
最後に、2日間の素晴しいレースが無事に成立しました事、感謝致します。ありがとうございました。












| 40kmクラス総合 | |
| 優勝 | 小熊 健 (エアパークCOO) |
| 準優勝 | Alexander Kolesov (エリアヤマザキ) |
| 第3位 | 杉山 晋一 (イクス) |
| 第4位 | 岡田 直久 (JMB富士見パノラマ) |
| 第5位 | 印南 学 (チーム印南) |
| 第6位 | 扇澤 郁 (チームアエロタクト) |
| 40kmクラス女子の部 | |
| 優勝 | 山本 理恵子 (MAPS) |
| 準優勝 | 橋本 みさ紀 (フリー) |
| 第3位 | 横堀 紀子 (エアパークCOO) |
| 20kmクラス総合 | |
| 優勝 | 井出 大貴 (ジャムスポーツ)(MAPS) |
| 準優勝 | 奥埜 祥弘 (今井浜) |
関沢競技委員長あいさつ
熱血!後藤実行委員長
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